指揮者 碇山 隆一郎(Ikariyama Ryuichiro)プロフィール


鹿児島県喜界島初の指揮者。幼少よりピアノとエレクトーンを学び、浜松学芸高等学校に入学後、エレクトーンを通して専門的な音楽教育を受ける。
東京音楽大学では指揮を 広上淳一、汐澤安彦の各氏に師事。学内で行われたマスタークラスにて、尾高忠明、井上道義、ヨルマ・パヌラ 各氏の指導を受ける。在学中より演奏活動を開始し、現在まで各地のオーケストラと数多くの演奏会を行なっており、バロックから近現代までさまざまなジャンルのレパートリーを持っている。 2015年には世界で活躍する演奏家たちによる国連難民援助活動支援コンサートにおいて、ベートーヴェン作曲「ピアノ協奏曲第2番」を指揮し好評を博す。
オペラの分野では、2015年に茨城県民オペラ協会主催「ニューイヤーガラコンサート 2015」の指揮者に抜擢され演奏会を成功に導く。また若手オペラ歌手によるオペラ団体を組織し、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」を指揮するなど積極的にオペラ作品にも取り組んでいる。
2014年夏、スロヴェニアで行われたマスタークラスにおいて、ドイツ・マンハイム音楽大学教授クラウス・アルプ氏のレッスンを受講し、終了演奏会ではリュブリャナ・インターナショナル・オーケストラとベルリオーズ作曲「幻想交響曲」を共演した。これをきっかけとして、2015年秋から渡独。マンハイム音楽大学においてオーケストラ指揮を学び、クラウ ス・アルプ教授の指導の下、オペラ・プロヴディフ・シンフォニーオーケストラ(ブルガリア)、 コンスタンツ南西ドイツ・フィルハーモニー(ドイツ)、 オーケストラ・コレギウム・ムジクム・マンハイム(ドイツ)を指揮した。
2017年春から拠点をダルムシュタット音楽アカデミーに移す。合唱指揮者としても研鑽を積み、定期的にアカデミー合唱団と共演し、宗教曲のみならずジャズやポップミュージックなど異なったジャンルや時代の合唱曲を演奏した。
2018年5月にはドイツにてヴィルヘルム・ペーターゼン協会主催、オペラ「黄金の壷」を指揮し成功を収め、同年11月には金城学院大学付属高等学校・中学校によるメサイア公演の指揮者を務め好評を博した。また、ドイツにおいて若手演奏家によるカンマーオーケストラを組織し、バッハのカンタータ、バロックオペラやバロック時代の協奏曲、現代音楽やモダンバレエを指揮するなど、意欲的な活動を展開した。
卒業演奏会では、シェーンベルク作曲モノドラマ「期待-Erwartung」を指揮し、最優秀の成績で卒業。2019年9月に完全帰国し、現在は東京を拠点に活動している。

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